永井豪原作アニメ『UFOロボ グレンダイザー』がフランスでまさかのゲーム化。現地では最高視聴率100パーセントを記録したとも言われる伝説的作品

 フランスのゲームパブリッシャー・デベロッパーのMicroidsとダイナミック企画株式会社は、『UFOロボ グレンダイザー』(以下、『グレンダイザー』)をテーマにしたコンソールおよびPC向けゲームの開発で合意に至ったと発表した。

 ゲームの具体的な内容は明かされていないが、同作の世界を活かしたアクションゲームになるという。

 1975年に放送された『グレンダイザー』は、『マジンガーZ』『グレートマジンガー』と世界設定を共有した永井豪作氏が原作のロボットアニメ。当時のUFOブームをうけ、UFOに変形する巨大ロボアニメとなった。

 フランスでは1978年に『グレンダイザー』が『ゴルドラック』の名前で放送され、一説には当時の男児の視聴率は最高で100%だったといわれるほどの人気だったという。その熱狂は日本のそれ以上で、日本未発売のグッズもフランスで発売されたとされている。

 世界でも有数の日本文化の祭典「Japan Expo」発祥の地であるフランスは、世界でも類を見ないほど日本アニメのファンが多いことでも知られている。そんなブームの火付け役となったのが、『ゴルドラック』こと『グレンダイザー』だった。原作者である永井豪氏は2019年、フランスの芸術と文化への貢献度を評価され、フランス政府から芸術文化勲章「シュバリエ(騎士)」を贈られた。

 そんな『グレンダイザー』のゲーム化という発表は、在日フランス大使館のフランス貿易投資庁を通してもたらされた。それは『グレンダイザー』がフランスでは国民的アニメとして、日本のアニメを代表する超人気作として人々の心に残っているからだろう。それは作品としてだけの人気にとどまらず、日本とフランスの文化交流の源流になったといっても過言ではない。

(画像はSteam 『Syberia』より)

 開発を担当するMicroidsは1985年にフランスで設立されたゲームパブリッシャー。ビデオゲーム業界ではかなりの老舗となる。日本での知名度はあまり高くないが、アドベンチャーゲームファンの間では名作『Syberia』シリーズの開発と販売を行った会社として有名だ。
 日本でもNintendo Switchで発売されたレースゲーム『ギア・クラブ アンリミテッド』のパブリッシャーでもある。

 ゲームについて、Microids社のCEOステファンヌ・ロンジェアール氏は「初期のファンに気に入っていただけるゲームにしたいと思っています。わが社の制作チームは、この原作の本質に忠実なゲームを提供すべく、総力を挙げて取り組みます」と、原作を尊重したゲームを作ることを約束している。

ライター/古嶋誉幸

ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。
Twitter: @pornski_eros
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